« ムクゲの季節になりました。 | トップページ | 四国、よいとこ 1 高知市、いの町、南国市の路面電車 »

2005.07.12

『プリズンホテル秋』 自分の人生を丸ごと…。

 二〇〇五年七月十一日。浅田次郎さんの『プリズンホテル秋』を読了。

 この本を読んでいると、自分の、必死だった、報われなかった、切なかった、踏みつけられた、けっこう楽しかった……。そんな人生を丸ごと「よし。よし。」と抱きしめてあげたいような気持になります。

 いいせりふがいっぱいです。
 いくつも赤線を引きました。
 たとえば、

 「……どうしてもなりたいって思い続ければ、子供は何にでもなれるのよ」

 「カシラが言うにはよー、バイクってのァ、小僧にゃ乗れねーんだと。決して後ろにさがれねえ、走っていなきゃ倒れちまう、雨が降りゃ雨に向かって、風が吹きゃ風に向かって走り続けにゃならねえって、バイクってのァそういうもんなんだってさー」

 「俺、わかんねえもの。自分がどこの誰だか、何をしているんだか、ずっとわからねえんだ」

 「金ならある。いくらだってある。いや、そんなものしか俺は持ってないんだ。いいか、おまえは天才だ。才能は汚しちゃいけないんだ。いいな、ミカ、がんばれ。才能に涙はいらない。おまえの汗で磨くんだぞ」

 めげずに、も一度がんばろう。そう思わせてくれる作品です。
 浅田さん。ありがとう。

|

« ムクゲの季節になりました。 | トップページ | 四国、よいとこ 1 高知市、いの町、南国市の路面電車 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30274/4934461

この記事へのトラックバック一覧です: 『プリズンホテル秋』 自分の人生を丸ごと…。:

« ムクゲの季節になりました。 | トップページ | 四国、よいとこ 1 高知市、いの町、南国市の路面電車 »