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2006.07.05

四国、よいとこ 657 高知市 短歌集『侵略の高知、平和の高知』。

 二〇〇六年七月四日。

 息切らし
 朝倉城址 上りきて
 侵略鼓舞の 石柱に合う

 一豊の 銅像なども 奪い取り
 武器にしたとか
 あの戦争は

 「をじさんが、今日は無言で 帰られた…」
 あのころ歌う
 少年、白髪

 ああ、ここに
 防空壕(ぼうくうごう)が あったんだ
 「すべり山」わき 通る真夏日

 炎から
 「御真影(ごしんえい)」をば 守り抜く
 校長のこと 読んでる夏

 「空襲で 母と妹 失った」
 語る男の
 涙を見たか

 アメリカに 家を焼かれた 十七歳
 そこから始まる
 義母の戦後史

 新しい 花を供えられ 生きている
 槇村浩(まきむら・こう)の
 反戦の遺志

 胴体に
 九条守れを 大書した
 路面電車が ゆきかうこの街

 県知事が
 教育基本法 「異論ない」 答弁してる
 高知っていい

 平和への 思い託した
 折り鶴が 七十万舞う
 アーケードにいる

 「今」と「過去」
 いきつもどりつ 考える
 輝かしくあれ 孫らの未来

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