« 四国、よいとこ 687 「五枚組み うたごえ伴奏CD 百曲」。 | トップページ | 四国、よいとこ 689 小説『僕が彼女を好きになったわけ』 九 石川浩の恋愛観の背景。 »

2006.08.05

四国、よいとこ 688 小説『僕が彼女を好きになったわけ』 八 狙われた樋口伸子の「求道者的性格」。

 樋口伸子の「求道者的性格」を察知したやからが、彼女にいいよってきました。
 韓国の男性を教祖にした集団結婚で有名な「宗教団体」です。

 午後のことでした。
 ここの男子学生が、伸子を大学構内の学生会館の一室に連れ込んで入信の説得をしていました。
 それを見つけた石川浩は「すわ、一大事」とばかり、その部屋のドアを開けて(勢いでいえば「け破って」という感じでした)、割って入りました。
 「樋口さん。これは大変なエセ宗教だ。だまされてはいけない」
 「何でお前が出てくるんだ」とばかりに抗議する男子学生。
 「何をいうか」と、ばせいを浴びせ、伸子を部屋から連れ出し「救出」する浩。
 浩は騎士きどりですが、どうみても浩のほうがろうぜき者です。
 相手の学生の顔は見たことがありません。他大学からのオルグのようです。
 浩の介入に納得のいかない伸子。

 そのうち伸子は、市内の繁華街である、その「宗教団体」の「合宿学習会」に出るといい始めました。
 これから路面電車で、そこにいくというのです。
 浩も、伸子に続いて、路面電車に乗り込みました。
 彼女の横に座って、にじりよるようにして、なぜあの「宗教」はいけないかを語り続ける浩。
 「横暴な人だ。なんで、ちょっと話したがあるだけのこいつに、そんなことまで束縛されなきゃいけないの。先輩といえども許せない」
 伸子は、むかつきました。
 そんな彼女のむかつきにとん着なく、「正義」をかざして彼女にしつこくつきまとう浩。
 この日は「時間切れ」で、伸子は「合宿学習会」に参加できませんでした。
  (つづく)

|

« 四国、よいとこ 687 「五枚組み うたごえ伴奏CD 百曲」。 | トップページ | 四国、よいとこ 689 小説『僕が彼女を好きになったわけ』 九 石川浩の恋愛観の背景。 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30274/11289236

この記事へのトラックバック一覧です: 四国、よいとこ 688 小説『僕が彼女を好きになったわけ』 八 狙われた樋口伸子の「求道者的性格」。:

« 四国、よいとこ 687 「五枚組み うたごえ伴奏CD 百曲」。 | トップページ | 四国、よいとこ 689 小説『僕が彼女を好きになったわけ』 九 石川浩の恋愛観の背景。 »