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2006.08.02

四国、よいとこ 682 小説『僕が彼女を好きになったわけ』 七 一年生の樋口伸子の「出現」。

 文理学部自治会正副委員長選挙で石川浩と川崎義男は、当選しました。
 さぁ、学生大会の準備です。
 大会記事録の書記を誰にやってもらおうか。
 川崎が、高校の後輩で、今年入学した女性に頼んでくれました。
 文理学部の樋口伸子と、教育学部の山田恵美でした。
 後で知ったのですが、伸子と恵美は、中学校時代からの大の仲良しで二人で「交換日記」をつくって自分の思いを伝え合っていた間柄でした。
 顔にこだわるわけではないのですが、恵美は、目がぱっちりしたいわゆる美人、伸子は、「普通」で「それなりに美しい女性」です。
 悪くいえば美人と「引き立て役」というコンビでした。
 学生大会をきっかけに、浩は、このコンビと話すようになりました。
 浩は美人が好きなくせに、伸子が気にかかりました。
 そのうち、伸子のことが、いろいろとわかってきました。

 ○ 無口で知的な人でした。何だかわからないけど「向かい風の中を髪をたなびかせて進んでいく女性」といった印象でした。
 ○ 昼食は、いつも、キャンパスの学生会館の売店で菓子パンと牛乳ですましています。恐怖の「パン党」です(浩は、「ご飯党」)。
 ○ 市内に住んでいて、父親は不動産鑑定士、母親は不動産業者です。
 ○ 運動神経が「ちょっと…」のせいか、いまだに自転車に乗れません。
 ○ 某新興宗教団体に入っていました。父親が入っているせいで、その宗教は、家族の誰かが入ると「一家ぐるみ」信者のようにあつかうのです。伸子も、時々、その宗教団体の集まりにいっているようです。

 浩にとっては、「何だか、ひどく気になる女性」でした。
 (つづく)

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