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2006.08.28

四国、よいとこ 759 いま、バイクです その二十二 与謝野晶子さんの「滿洲の荒野も今は 大君の御旗のもと」という詩。

 二〇〇六年八月二十八日。

 与謝野晶子さんは、一九三三年には「吉本米子夫人に」という詩をつくっています。

 日木は伸びたり、
 滿洲の荒野も今は
 大君の御旗のもと。

 よきかな、我友吉本夫人、
 かかる世に雄雄しくも
 海こえて行き給ふ。

 願はくは君に由りて、
 その親しさを加へよ、
 日満の民。

 夫人こそ東の
 我等女子に代る
 平和の使節。

 君の過ぎ給ふところ、
 如何に愛と微笑の
 美くしき花咲かん。

 淑(しと)やかにつつましき夫人は
 語らざれども、その徳
 おのづから人に及ばん。

 ああ旅順にして、日露の役に
 死して還らぬ夫君(ふくん)の霊、
 茲に君を招き給ふか。

 行き給へ、吉本夫人、
 生きて平和に尽すも
 偏(ひとへ)に大御代の為めなり。

 まして君は歌びと、
 新しき滿洲の感激に
 みこころ如何に躍らん。

 我れは祝ふ、吉本夫人、
 非常時は君を起たしむ、
 非常時は君を送る。

 吉本米子さんについてはよく知りませんが、この後、一九三四年にで『満洲旅行記』( 冬柏発行所)を出しています。
 「日木は伸びたり、滿洲の荒野も今は大君の御旗のもと」という嬉々とした表現が不気味です。

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