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2006.09.09

四国、よいとこ 799  高知市から東京都へ愛を込めて「青い二五〇CCのオートバイ」の短歌集です。

 二〇〇六年九月九日。

 東京在住の妻は、九月二日で五十九歳になりました。
 僕が、彼女に出会った時は、彼女は十八歳。
 「向かい風に髪をたなびかせて歩く少女」という感じでした。
 いまは、……。
 ええ、いまも、すばらしい人です。
 そうですとも。そうですよ……。
 誕生日に寄せて、最近の短歌をまとめてみました。
 高知市から、愛を込めて彼女に贈ります。
 なんちゃって……。


 青い二五〇CCのオートバイ


   快感

 定着を 恐れているのか この男
 勢い込んで 
 旅に出る朝

 空は青 道、山あいに 続いてて
 ニーグリップし
 緑に向かう

 巡礼の 道との表示
 あぜのよな でこぼこ道を
 バイクでたどる

 鼻歌も 「♪潮の香りの中…」
 晴天の 黒潮ライン
 バイクと僕と

 ビシビシと 肌打ちすえる 雨の中
 高速道を
 東に向かう

   仕事

 紙すきの 里を求めて
 山道を 向かうバイクに
 雪、降りしきる
 
 この仕事 一つなしとげ 死なんとも
 悔いはないかも
 アクセル吹かす

 イノシシに 注意の表示 左に見
 ゆっくりとばす
 徳島高速

 ログに住み
「九条パン」を つくってる
 夫婦に会って 急坂下る

 霧の中 道を求めて 下ってる
 バイクのメーター
 二十キロだよ

 出張の 帰りの道脇
 「平和像」 しっかり建ってて
 バイクを停める

 「ここまでを バイクできたか」
 それぞれに
 あきれる人と 危ぶむ人と
 
 雨の中 十二時間を 走りくる
 「百行分」の
 成果を乗せて

   二人

 新しい 赤ヘルメット 買い込んで
 百十七歳の
 タンデムの旅
 
 タンデムの
 肩を書見(しょけん)に 地図を見て
 「そこ右、そこそこ」 指図する妻

 タンデムで
 ゆったり山道 走ってる
 「お先に、どうぞ」 道あけてやる

 タンデムに
 冷やかしホーンが 鳴っている
 メットの二人 還暦まぢか

 三日日間 後ろに乗って
 「体中 ブルブルしてる」
 湯の後の妻

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