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2006.09.20

四国、よいとこ 821  木村久夫さんの遺書が語りかけること その三 高知高等学校の教師・八波直則さんの学生・木村久夫さんの印象。

 当時の教師に、塩尻公明さん(倫理学)、八波直則さん(英文学)、徳田弥さん(英語学)などがいます。
 八波直則さんが、高知高等学校時代の木村さんについて、こう書いています。
 「私は彼が入学同時(記者注・「当時」か)当時のクラス主任でしたが、決して秀才型の生徒じゃなかった。出身が大阪だからか、ぜいろく的というか、ちょっとぐうたらな所もあったように思います。その代わり潔癖すぎるほど好き嫌いがはっきりしていた。好きなものには真一文字に打ち込むが、きらいな学科や先生は、徹底的に毛ぎらいする。権威主義が大きらいで、威張る先生、ヒューマニチックでない教師をきらいぬいた。授業にも出ない。白紙答案を出す。こうして原級を繰り返し卒業までに六年かかった。原級すると同じ科目をやり直すわけですが、同じ講義ノートを用いる先生の時間には最前列に座り、ノートも取らず、ほおづえついている。先生もやりにくいわけで、『木村には参った』と私にまで苦情を持ち込まれたものです。
 家は大阪・吹田の素封家で、お父さんは村長まで勤めたそうですが、封建的な人で複雑な女性関係もあり、家庭には波乱が絶えなかったようです。そんなこともあってか彼は友人宅や寮を泊まり歩き、それこそ流転荒亡に近い日々を送っていた。それがある日突然、学問の道に目ざめた。きっかけは塩尻さんの経済学の講義であった」(『私の慕南歌 回想と随筆』。注・これは原典にあたっていません。探すつもりです)。

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