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2009.06.28

日本史あれこれ 21 大正デモクラシー

 大正時代(1912年~1926年)おこった日本全体を巻き込む民主主義的あるいは自由主義的な風潮・思潮の総称です。

 政治面においては普通選挙制度や言論・集会・結社の自由に関しての運動、外交面においては生活に困窮した国民への負担が大きい海外派兵の停止を求めた運動、社会面においては団結権、ストライキ権、男女平等、部落差別解放運動などの獲得運動、文化面においては自由教育の獲得、大学の自治権獲得運動、美術団体の文部省支配からの独立など、さまざまな方面からさまざまな自主的集団による運動が展開されました。

 1925年には、普通選挙法が成立しましたが、同時に「国体」への批判を圧迫する治安維持法が制定されました。

 こうして、再び強権的な政治が支配的になっていきました。

 「大正デモクラシー」という名称は信夫清三郎(歴史学者)が1954年に自著でその呼称を提唱して以来定着したものです。

 明治維新で強権的、侵略的な明治政権が生まれました。その政権下で、明治時代の議会の開設、地租の軽減、不平等条約の改正、言論と集会の自由の保障などの要求を掲げた自由民権運動が盛り上がり、政権中枢に革命の危機を感じさせるほどでした。しかし、明治政権は、明治十四年(1881年)政変という運動沈静化のための手を打ち、運動をしぼませました。

 大正天皇の時代になり、自由民権運動でつちかわれててきたエネルギーが再び、「大正デモクラシー」として発揮されたのではないでしょうか。

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