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2009.07.17

高知市 田辺島の隼人神社の隼人さんって禁酒令を解除させた偉い人なんですねー。

隼人神社の隼人さんって

禁酒令を解除させた

偉い人なんですねー。

鹿児神社の夏祭りが十九日に終われば二十一日には隼人さんのお祭りですね。

この隼人神社に祀られているのはどんな人だろうと県立図書館で『大津村史』(山本大ほか執筆。大津村役場。一九五八年)という本を読んでみると、次のようなことが分かりました。

隼人さんは、戦国時代に長曽我部元親に仕えた武将、福留氏の一族の中の、飛騨守儀実(のち親政)の長男・隼人佐儀重とのことです。

玄米が常食で味噌と野菜が主な副食であった当時、酒は庶民の憂さを解消するものとして珍重されていました。ところが元親は「今後、領内で酒を飲んだ者があれば、即刻罰する」と禁酒令を出しました。

それで、国内は活気を失い、陰鬱な世相になってしまっていました。

そんなある時、隼人が歩いていると、向こうから樽を担いでいる者に出会ったので、樽の出所と行く先を尋ねたら、「お城のご用です」というではありませんか。

隼人は樽を奪って二つ三つに打ち砕きました。

そして、「みなの見本となる人が、法に背いたならば、どうして道義が通っていくだろうか。形が正しくなければ、影は曲がる。領民を苦しめておいて自分一人楽しむのは、無道に過ぎる。もし承知されずおとがめがあるのならば、みんなのために一命を失うことは、もとより望むところだ」と独り言を残して立ち去りました。

使いの者は肝をつぶして城中に走り入り、元親に伝えます。家老たちは驚いて「福留隼人は狂乱いたし……」とことの次第を報告します。

元親はこのいさめに「いやいやこれ狂気ではない。察するにこれは元親を強くいさめているのだ。天晴れ元親、元親は大変な果報者だ。長曽我部家の家運が長久なることは疑いなしだ」といいました。

元親は、飲酒禁制の法令を出しておいて、みずからは、これを犯してしまった。こんな大きな過ちはない。隼人は、最も忠義で、臣下たる者の手本、武士の鑑だ。今日より堅く守って、杯を手に取るべからず」と自己の非を披瀝しました。

家臣たちは、「もろびとの喜ぶ国政をなさいまし」といさめ、法令の廃止を望みました。

それで、元親は、みずから筆を執って禁酒の令を解きました。

「今度酒を禁ずること、法令の誤りなり。よってこれを改め許すなり。ただし乱酒すべからず」

このエピソードを「土佐物語」は「隼人の至誠、元親を反省せしめ、明るい国政を出現せしめるもととなったのであった」と締めくくっています。

隼人さん。パチパチ。

                             (尋子)

妻が、老人クラブのニュースに書いた記事です。

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