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2009.07.23

Yさんち(夫婦二人)の普段の食生活を調べてみて気がついたこと。

高知市在住のYさんち(夫婦二人)の一週間の食品購入状況を調べてみました。

そこで感じたのは「私たちは何を食べさせられているのか、わかるすべがない」ということでした。

なにせ、ほとんどの食材には生産地も安全性が判断できる材料が提示されていないのです。

まずは、Yさんちの一週間の食品購入状況を、ご覧ください。

 食糧購入状況(7月5日~11日)

 【定期的なもの】

 コメ月10キロ(島根県のカルガモ農法のもの、6000円)、牛乳180mlを週3本(ひまわり牛乳南国工場、「鉄とカルシウム」、月1690円)

 

 5日 日曜日

 【もらった物】

 東京都中央区のカゴメの野菜ジュース3本・「野菜生活 オレンジ」、「野菜生活 赤の野菜」、「野菜生活 紫の野菜」

 【外食・妻】

 昼・高知市葛島のスーパマーケットのフジグラン葛島店のマクドナルド・フライドポテト小20本、甘いパン、コーヒー(600円)

 夜・高知市帯屋町の喫茶店メフィストファレス・パン3つ、鳥の唐揚げ小2つ、レタスのサラダ、コーヒー(750円)

 6日 月曜日

【庭の畑】

 トマト・4つ、イチゴ3つ(無農薬)

【もらった物・夫】

【外食・妻】

 昼・高知市福井町のレストラン「風見鶏」・天丼、レイメン、コーヒー(1110円)

 夜・高知市の実家・ウルメの丸焼き、ご飯

 【外食・夫】

 昼、南国市の総本家得々・日替わりランチ=うどん、たきこみご飯、魚のフライ(680円)

 【買った物・夫】

 土佐市宇佐のコンビニローソン・いなりずしとサラダずし(398円)、若鶏からあげ180g(大阪府高槻市緑町の丸大食品、298円)、東京都渋谷区本町の伊藤園の「おーいお茶 濃味」500ミリリットル(原材料名緑茶・日本)

 7日 火曜日

 【買った物・妻】

 高知市大津のナンコクスーパー大津店・同店で加工した解凍カツオタタキ刺身119g(太平洋産。307円)、同店で加工したぶっかけかきあげうどん2つ(230円×2)、山口県長門市東深川のフジミツ株式会社2が製造したかく天3枚入り(88円)、高知市大津の能勢精肉店の土佐和牛バラ切り落とし173g(高知県安田町産喝毛和牛。個体識別番号付。498円)、香川県彩川町の有限会社高島産業が選別包装した卵10個(国産鶏卵。198円)、高知市大津乙のナンコクハイパー大津で加工した国産レバニラ炒め117g(266円)、高知市役知町の有限会社浜金商店の海洋深層水仕込ハクサイ・キュウリの漬物(国産。218円)

 【買った物・夫】

 高知女子大・短大の生協・玉子フラワー食事パン(製造者・高知市上町1丁目のアクチビッチ升形のパン工房だんだん株式会社。135円)、ミルクサンド菓子パン(製造者・高知市上町1丁目のアクチビッチ升形のパン工房だんだん株式会社。135円)、マヨたまご(製造者・高知市上町1丁目のアクチビッチ升形のパン工房だんだん株式会社。125円)

 【外食・妻・昼食】

 高知市自由民権記念館・モーニングサービス・目玉焼き、トースト、サラダ、みそ汁、ゼリー、アイスコーヒー(400円)

 【外食・夫・昼食】

 高知市自由民権記念館・モーニングサービス・カレーライス、サラダ、みそ汁、ゼリー、アイスコーヒー(400円)

 8日 水曜日

 【庭の畑】

 トマト・3つ(無農薬)

 【もらった物・夫】

 高知短期大学の自動販売機・アイスコーヒー

 佐賀県唐津市呼子町の萬坊のいかしゅうまい60個

 【外食・夫】

 高知市自由民権記念館・アイスコーヒー

 【外食・夫・昼食】

 高知市自由民権記念館・モーニングサービス・カレーライス、サラダ、みそ汁、ゼリー、アイスコーヒー(400円)

 【外食・夫】

 高知市帯屋町の喫茶ファウースト・アイスコーヒー。

 【買った物・夫】

 高知市永国寺町1丁目のおかず屋・おにぎり=おかか2つ、サケ2つ(計420円)

 9日 木曜日

 【買った物・妻】

 東京都中央区新川2丁目のキリンラガービール20本(5600円)

 【外食・夫】

 高知市のジョイフル金田店・ミックスピザ(399円)、カキ氷マンゴー(299円)、ドリンクバー(130円)

 10日 金曜日

 【庭の畑】

 トマト・4つ(無農薬) 

 【外食・夫・夕食】

 高知短期大学近くの喫茶店ムトー・レイメン(680円) 

 11日 土曜日

 【買った物・妻】

 高知市帯屋町2丁目の「かまぼこの永野」・カボチャの煮付け(210円)、コンニャクの白和え(210円)、チクワ(346円)、高知市日の出町8丁目のブレブラン・ぼうしパン(値段不明)とコロコロラスク(160円) 

 ● 分析

 この夫婦が、この一週間に、もらったり、収穫したり、買ったり、飲食したりしたもので、それがどこで採れたがわかり、安全だとわかるものは、ごくわずかでした。

 わかる物をあげると以下のとおりです。

 ・ 家庭用のコメ 島根県のカルガモ農法のもの

 ・ 自宅の菜園で採れたトマト、イチゴ 肥料は主に台所の生ごみ、無農薬

 スーパーなどで買ったもので、産地が明記されているものは、ごくわずかでした。

 土佐和牛バラ切り落としには「高知県安田町産」と明記してありましたが、どこからきた、どんなエサを食べさせているのかはわかりません。

 ほかに伊藤園の「おーいお茶 濃味」には「原材料名緑茶・日本」とありましたが、「日本」では広すぎますし、安全性についてはかいもくわかりません。

 なかには、解凍カツオタタキ刺身が「太平洋産」であることを明記したものがありました。これには、あきれました。

 食堂などで提供されるものには、何一つ原材料の産地、安全性を示す表示はありませんでした。

 ● 普段の食生活潜む問題点と、その背景、対策

 やっぱり、安全だと確信できる物を飲食したいですね。

 どうすればいいか。

 まずは食品表示の問題についてのべます。

 食品の生産地や安全性に関する表示制度を一本化し、製造年月日表示を復活させてはどうでしょうか。監視体制を強め、ウソの表示をした者への罰則を強化する必要があります。

 食堂などで提供される料理についても、行政として、メニューごとに、原材料の生産地、安全性について明記することを奨励します。これは、たとえば「この町の○○さんが減農薬で育てた新鮮野菜を使いました」など売り物になる点の表示を押し出してもらう形で運動していくことが大切です。そんななかで、「表示していないのは、やばい農産物だろう」と消費者が感じるようになっていき、それが「表示を」の風潮をつくっていくことになります。

 食の安全といえば、中国製ギョーザ中毒事件や「汚染米」の食用不正転用など、食の安全・安心を大きくゆるがす事態が頻発しています。その多くは、食の海外依存と深くかかわっています。

これも、政府がやらなければいけないことですが、食品については、安全性の確保と国内での生産をのばす観点で、輸入品を制限すべきです。日本には安全性の疑わしい食品が多く輸入されていること、日本の食料自給率が極端に低いことを示し、輸入規制の必要性を国際的な合意にしていくことが大切です。

 輸入食品の、水際での検査の問題もあります。水際での検査率は10%です。これを50%以上に引き上げ、厳格な検疫・検査を実施します。輸入食品に原産国と安全性について表示を徹底します。遺伝子組み換え食品の承認検査を厳密にし、遺伝・慢性毒性、環境への影響に関する厳格な調査・検証・表示を義務づける必要があります。

 しかし、国内産の食品が、すべて安全かといえば、そうではありません。

 これは、生産者の課題ですが、「効率化」一辺倒で農薬や化学肥料に過度に依存した農業生産のあり方を見直す必要があります。

政府や地方自治体、農業協同組合も、有機農業など生態系と調和した環境保全型の農業、「地産地消」や「スローフード」への取り組み、食文化の継承・発展を支援していってはどうでしょうか。

 「食の安全都市宣言」「地産地消宣言」などをかかげる自治体が生まれています。直売所や産直がにぎわい、都会の消費者との交流もさかんです。南国市など学校給食に地場農産物を供給する取り組みも広がり、高齢者や女性、兼業農家などが参加しています。政府や消費者も、こうした地域の自主的な取り組みを積極的に支援していってはどうでしょうか。

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