「祭壇の 虎さんの顔 大笑い 赤カーネーションを 一本捧げる」。高知市の岡村虎彦さん逝く。
高知市の岡村虎彦さんが三月二日、亡くなられました。
六十三歳でした。
一九二六年三月二十四日生まれ。
一九四五年四月、海軍兵学校卒業。
高知市池の浦戸海軍航空隊の陸戦の特別攻撃隊長に。数十人の隊員とともに近くの仁井田国民学校の講堂を兵舎にして、浜で特別攻撃の訓練をしました。タコつぼに潜み、爆弾を持って上陸して来たアメリカ軍の上陸用舟艇に突撃していく訓練でした。
一九四五年十一月、復員。
海運業などにたずさわりました。
その後、一九五一年に日本共産党に入党。
一九六〇年十一月十四日、悦子さんと結婚。
一九六一年の日本共産党第八回大会に代議員として参加。
党の常任活動家になり、県副委員長に。
引退後も病気とたたかいながら地域で活動しました。
そのかみの 特攻隊長 日本共産党(とう)選び 五十九年 真っ直ぐ生きる
学生の たまり場だったね 虎さんち 食客のよな 豪傑もいた
病床で 日本共産党(とう)綱領を 学んでた 虎さんの肩 覚えているよ
祭壇の 虎さんの顔 大笑い 赤カーネーションを 一本捧げる
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