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2010.06.07

「わたしの金色のゆめ」 ギリシャ・ペリディスさんの詩。

 一九九五年七月、スイス・ローザンスで開かれた世界母親大会にギリシャの詩人・ペリディスさんから、つぎのような詩が寄せられました。

 生命をうみだす母親は
 生命を守ることをのぞみます。

 わたしには小さな息子があった
 あしたにはゆりおこし髪をとかし
 なだめては一杯のミルクをのませ
 戸口に立って学校へ見送った
 息子の肩は通りいっぱいにひろがって
 そのあとを
 わたしの金色のゆめがおいかけたものだ

 わたしには小さな息子があった
 わたしはあの日を待っていた
 わたしの臨終をみまもってくれ 
 ふるえる手でわたしの髪をなで
 「お母さん ご幸福な旅路を
 心配しないでく下さい
 あのオリーブの木ように
 あなたはいつだって
 わたしの心の中に生きています」
 とでもいうかのように
 わたしを見守ってくれるとき

 わたしには息子があった
 息子があった
 わたしには息子があった
 息子があった
 だが 彼らが
 わたしの息子を殺してしまった。

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コメント

初めまして。明日、京都の西京区で母親大会が開かれます。日本母親大会の全体会最後に歌われた「いま わたしたちは」という歌の紹介をするつもりです。「いのちを生み出す・・・」がペリディスさんの詩の一部だと知りさがして、訪問させていただきました。ご紹介の詩、息子さんを亡くされたお母さんの夢に、私の祖母の涙を重ねて読ませていただきました。ご掲載の詩のあるページの複写を、お許しください。

投稿: 池田由美子 | 2013.09.08 02:36

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