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2010.07.02

香川県の道路を拡張してつくった三つの陸軍飛行場 63 飯野山飛行場づくりに行って見た兵士たちの訓練の様子、体や頭に木の葉をつけて……。

 実は、この調査は、煮詰まってしまって、前に進まなくなっていました。
 ところが、本日七月二日、香川県立図書館で、いろいろ本を探していて、『敗戦五十年記録集”私と戦争”』(香川県職員退職者会。角田緑。一九九五年八月十五日)に出会いました。
 陸軍飯野山飛行場に動員された女性の手記が載っていました。

 丸亀市三条町の中北スガノさんです(以下、一部を引用。行替えしました)。
 農業で、夫は軍属として善通寺師団に勤めていたといいます。
 「飯野山のふもとに飛行場が出来ると言うので勤労奉仕に朝から歩いて、やっと行きますと兵士が体や頭に木の葉をつけて走って居ました。
 食べる物が無いので走りながらバタバタたおれるのです、見ておどろきました。
 地ならしを手伝って昼のおべんとうを食べに親類の家に行きましたが、いとこが居ないので、しき居に腰をかけて食べました。
 持って行ったお茶を飲んで、桃を買って帰ろうとおねがいすると、お米を出さねばくれないとの事。
 夕方まで仕事をして、つかれて皆といっしょに遠い道を帰って来ました。
 自分達が食べる物も無いのに兵隊さんが可愛そうで、皆んなでお米、豆、イモ等を持ちよって郡家地区から三輪車にイッパイつんで送りなんぎしていた兵隊の部隊長に上げたそうです。
 亦[また]、ツギ布が無くてやぶれた所のつくろいも出来ずにこまって居た人が沢山[たくさん]いました。
 亦、丸亀へ行って顔がうつるようなオカユを食べに行っていました……」

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