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2010.07.31

歴史の自習の時間 戊申詔書(ぼしんしょうしょ)とは。

 戊申詔書(ぼしんしょうしょ)は、一九〇八年(戊申の年)十月十三日の詔書のことです。
 日露戦争の結果、日本は帝国主義国として列強と並ぶ国際的地位を得ました。しかし、国内では、地方社会の荒廃、疲弊が表面化し、また、社会主義思想が勃興しました。この詔書は、こうした状態に対処しようとしたもので、皇室を中心として「上下」が一体となり、「忠実業ニ服シ勤倹産ヲ治メ」ることによって国運を発展させ、列強に伍(ご)していくことを国民に求めたものでしたた。
 日露戦争後、内務省などによっておこなわれた地方改良運動のなかで、戦後の国民のとるべき道を示すものとして重視され、各地の役場、小学校などで捧読(ほうどく)会が開かれたほか、学校教育でも教育勅語と並ぶものとされ、国民に大きな影響を与えました。

 戊申詔書(明治41年10月13日)

 朕惟フニ方今人文日ニ就リ月ニ将ミ東西相倚リ彼此相済シ以テ其ノ福利ヲ共ニス朕ハ爰ニ益々国交ヲ修メ友義ヲ惇シ列国ト与ニ永ク其ノ慶ニ頼ラムコトヲ期ス顧ミルニ日進ノ大勢ニ伴ヒ文明ノ恵沢ヲ共ニセムトスル固ヨリ内国運ノ発展ニ須ツ戦後日尚浅ク庶政益々更張ヲ要ス宜ク上下心ヲ一ニシ忠実業ニ服シ勤倹産ヲ治メ惟レ信惟レ義醇厚俗ヲ成シ華ヲ去リ実ニ就キ荒怠相誡メ自彊息マサルヘシ
 抑我カ神聖ナル祖宗ノ遺訓ト我カ光輝アル国史ノ成跡トハ炳トシテ日星ノ如シ寔ニ克ク恪守シ淬砺ノ誠ヲ輸サハ国運発展ノ本近ク斯ニ在リ朕ハ方今ノ世局ニ処シ我カ忠良ナル臣民ノ協翼ニ倚藉シテ維新ノ皇猷ヲ恢弘シ祖宗ノ威徳ヲ対揚セムコトヲ庶幾フ爾臣民其レ克ク朕カ旨ヲ体セヨ

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