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2010.08.02

随筆 ピッチャーとバッター。 

 今夜(八月二日)は、すごく高揚しています。
 夕方、私の通っている「丘の上の大学」の前期の試験が、すべて終わったのです。
 十四科目分の成績のための資料を先生方に提供し終わりました。
 すべて合格すれば三十単位になります。
 ことし四月、この大学に三年次編入して以来、私は、よくがんばりました。
 来る日も来る日も勉強しました。
 まず授業にはほとんど出ました(一科目一回だけ休講と勘違いして欠席しました)。
 ノートはA4のものと決めました。とにかく、先生のおっしゃることは、すべて再現できるほどにメモしました(所々、ペンのシミがありますが、これは不覚にも一瞬、宇宙遊泳したときの証拠です)。ノートは、それぞれの科目につき二、三冊になりました。
 押し寄せるリポートの要求と、試験が大変でした。
 試験は、出題する先生がピッチャーで解答する学生がバッターです。
 ピッチャーの「やり口」を研究し、どう塁に出るか。バッターも必至です。
 こんどの試験には、いくつかのパターンがありました。
 一、だいたいのテーマを示し、試験当日にはノートなどの持ち込み不可のもの。
 実は、これが一番大変でした。
 事前にノートを読みなおし、調査をして、パソコンでいくつかの「解答」をつくりました。
 初めは大筋を書いた長いものを書きました。そして、この内容を懸命に覚えました。
 試験が近付くと、それをA3一枚に縮めました。それを懸命に覚えました。
 直前になると、その内容を図や絵にして、頭にたたききこみました。
 配られた試験用紙を表にし、問題を目にしたとたん、「試験の神様」が私の頭に入りこんできました。「さぁ、書きなさい」。神様の、おっしゃるとおり鉛筆を走られました。
 二、教科書のみ持ち込みOKのもの。
 これは一科目でした。前夜に、教科書を読みなおしました。
 あまり暑いので水風呂に入って数時間の苦行をしました。
 試験当日、ものすごい量の問題が出ました。言葉の概念と、その内容が中心です。
 マシーンのように(このマシーンは、かなり、動きが悪くなっていますが……)教科書の該当部分を探し出し、制限時間いっぱいでセーフ。
 これが今期の最難関コースでした。
 三、ノートの持ちこみOKのもの。
 とにかく、ノートを充実させました。
 じっくり読みなおすと、「こんなにすごいことを教わったのか」と、いまさらながら感心しました。
 一科目だけ、一つだけ、用語の説明が書けませんでした。終わってから先生がなぐさめてくれました。「年がいったら試験は大変ですよね」。トホホ……。
 四、何を持ってきてもOKというものです。辞書もOKだといいます。
 これには驚愕(きょうがく)しました。実は、授業中、「これで、このことは証明されたといえるだろうか」と、ずーっと考え込んでいたからです。何を持ちこんでも、わからないものはわからない。
 この試験のために、特別の努力をしました。
 試験問題はA3用紙に一問でした。
 いくつかの問題を想定して書いてきた、いくつかのメモを総動員して、書きました。
 「これは、難しすぎて単位はとれないな」と思っていただけに、試験が終わってから、ものすごい爽快感(「私も、できるんだ」)がありました。
 「藤原義一さん、よくがんばりましたね。すべての科目が優ですよ」
 私が先生だったら、私に、こんな評価をしたい。
 試験中、高知市に住んでいる妻から、こんなメールが来ました。
 「テスト、がんばってください。昔から夢で『テストでの苦戦』を見ていたけど、今の予言? ともあれ、私も中国語では毎週、テストのようなものです。おたがい、がんば!」
 高知大学の学生だったとき、彼女は同じ文理学部文学科の一年下でした。
 彼女は優等生でしたが、私は劣等生でした。
 結局、四年生になる前に大学を辞めました。
 そのころ、その後を知っているからこそのメールでした。
 さて、明日から夏休みです。
 今夜、演習の研究のための取材を二件申し込みました。
 演習の研究のために東京の防衛省の図書館に一週間ほど通うことにしています。
 そして、古墳の発掘への参加、博物館実習のための一泊旅行があります。
 九月十五日の新学期まで、私の「夏休み勉強計画」が続きます。

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