« 英語で日記 二〇一〇年十一月八日 月曜日 脳みそに汗をかいた一日。 | トップページ | You Tubeの「 尖閣諸島中国漁船衝突事件 流出ビデオ」。 »

2010.11.08

『伊勢物語』の十二段の「女」を盗んだ「男」は捕まったの、逃げおおせたの??

 『伊勢物語』の十二段を読みました。

 むかし、男ありけり。人のむすめを盗みて、武蔵野(むさしの)へ率(ゐ)て行(ゆ)くほどに、盗人(むすびと)なりければ、国の守(かみ)にからめられにけり、女をば草むらのなかに置きて、逃げにけり。道来る人、「この野は盗人(ぬすびと)あなり」とて、火つけむとす。女、わびて、
  武蔵野(むさしの)は今日(けふ)はな焼きそ若草の
   つまもこもれりわれもこもれり
 とよみけるを聞きて、女をばとりて、ともに率(ゐ)ていにけり。

 「男」は、国の守に捕まったとの解釈が一般的なようですが(そうすると、いつの時点で捕まったのでしょうか……)、私は、「男」は逃げおおせたと解釈しています。

 「男」は国の守に捕まりかけたけれど、「女」とともに若草のなかに逃げ込みました。追う側が、若草に火を放って二人をあぶり出そうとします。そこで、「女」が歌います。「夫も私も、この中にいるので、そんなことをしないで」と。そして、「女」は出頭します。そのすきを突いて若草の「女」とは別の所にいた「男」は、姿をくらまします。女をばとりて、ともに率(ゐ)ていにけり。」の「ともに」は「男」とともにではなくて、捕まえた側とともにという意味です。

 それにしても、男の行動は情けないですね。

|

« 英語で日記 二〇一〇年十一月八日 月曜日 脳みそに汗をかいた一日。 | トップページ | You Tubeの「 尖閣諸島中国漁船衝突事件 流出ビデオ」。 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30274/49974237

この記事へのトラックバック一覧です: 『伊勢物語』の十二段の「女」を盗んだ「男」は捕まったの、逃げおおせたの??:

« 英語で日記 二〇一〇年十一月八日 月曜日 脳みそに汗をかいた一日。 | トップページ | You Tubeの「 尖閣諸島中国漁船衝突事件 流出ビデオ」。 »