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2011.02.03

「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」って金刀比羅宮(ことひらぐう)のコマーシャルソング!?

 ふとしたことから「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」の歌に興味を持ちました。
 子どものころ、歌詞の意味もわからずに歌っていた覚えがあります。
 たとえば、ゾズサンって?
 じっくり歌詞を読み直してみました。

 金毘羅船々

 金毘羅船々
 追風(おいて)に帆かけて
 シュラシュシュシュ
 まわれば
 四国は 讃州(さんしゅう)那珂の郡(なかのごおり)
 象頭山(ぞうずさん)金毘羅大権現(だいごんげん)
 一度まわれば
 金毘羅 み山の 青葉のかげから
 キララララ
 金の御幣(ごへい)の 光がチョイさしゃ
 海山雲霧(うみやまくもきり) 
 晴れわたる 一度まわれば

 金毘羅石段
 桜の真盛り(まさかり)
 キララララ
 振袖(ふりそで)島田が サッと上る
 裾(すそ)には降りくる 花の雲
 一度まわれば
 阿波の殿様 蜂須賀(はちすか)さまだよ
 シュラシュシュシュ
 私ゃあなたの そばそばそばだよ
 ほんとに金毘羅大権現
 一度まわれば
 お宮は金毘羅
 船神さま(ふながみさま)だよ
 キララララ
 時化(しけ)でも無事だよ
 雪洞(ぼんぼり)ゃ明るい 錨(いかり)を下して 
 遊ばんせ
 一度まわれば

 擬態語もたくみに使って実に調子のいい歌ですね。
 でも、一定の知識がないと理解できない歌ですね。
 金毘羅は、金刀比羅宮(ことひらぐう)で、香川県琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社です。明治維新の神仏分離・廃仏毀釈が実施される以前は真言宗の象頭山松尾寺金光院でした。
 「讃州(さんしゅう)那珂の郡(なかのごおり)」は、讃岐の国の那珂郡(なかぐん)にあるということですね。金毘羅のある琴平町も那珂郡でした。那珂郡は、いまは、多度郡と合併して仲多度郡となっています。
 御幣(ごへい)は、神道の祭祀で用いられるもの、二本の紙垂を竹または木の幣串に挟んだものです。通常、紙垂は白い紙でつくりますが、御幣にとりつける紙垂は白だけでなく五色の紙や、金箔・銀箔が用いられることもあります。
 島田は、島田髷(しまだまげ)のことで、髻を折り返して元結で止める日本髪において最も一般的な女髷です。特に未婚女性や花柳界の女性が多く結いました。
 「阿波の殿様 蜂須賀(はちすか)さまだよ」というのは、なぜ、ここに歌われるのか意図が私にはわかりません。
 雪洞(ぼんぼり)は、ここでは、灯台形で一本柱の上に上開きの六角形や球形のおおいをつけたものでしょうか。
 近隣の海を船で旅している人々に、「金刀比羅宮にお寄りなさいよ。こんなに素敵な所ですよ」と呼びかけたコマーシャルソングでしょうか。

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コメント

今回四国に行きましてこの歌詞に改めて関心を持ちました。特に「いちどまいれば」の句です。以前は一度参れば何かが得られる。だから二度三度と言う意味かと思っていました。しかし歌がここで繰り返される不思議な終わり方なので、「一度お参りになって」というお誘いの言葉のようにもとれます。しかしそれにはメロディが合わないように思えて不思議なままです。四国の言葉アクセントならばこれがお誘いに聞こえますか?教えてください。

投稿: 野口幹夫 | 2012.07.18 06:53

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