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2011.07.28

【記録 戦争遺跡保存についての地方議会での質問】 高知県南国市議会本会議での村田敦子(あつこ)議員 二〇一〇年九月十日。

 ○ 村田敦子君

 次の質問の前に、8月11日に掩体群保存整備検討委員会を立ち上げられ、また市長並びに関係課長、他の職員の方々が地域の方たち、地権者の方たちの気持ちを推しはかりながら用地購入へこぎつけてくださったその御尽力に対し、掩体壕を文化財に推進する会の一員としてお礼を申し上げます。
 2番目は、平和教育についてお尋ねをします。
 日本国憲法9条には、日本国民は正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては永久にこれを放棄するとあります。
 これと同じ趣旨で東南アジアの諸国がASEANを設立し、現在東南アジアの全10カ国が加盟しています。94年からはASEAN地域フォーラムを開始し、ASEAN10カ国と主要16カ国にEUも参加し、話し合いによる決定は全会一致、コンセンサスでとなっています。戦争の選択肢は時代おくれであり、期限切れにもなっているとの世界的な認識になってきています。
 平和教育もこの世界の流れに基づいたものとならなければならないと思われます。南国市の13小学校、4中学校における平和教育の位置づけ、履修時間数についてお尋ねします。
 南国市には、全国で48カ所ぐらい、県下では唯一の掩体群があります。市の文化財として指定をし、平和教育に活用すると市民に約束をして5年目を迎えていますが、現実には現場任せ、教師任せとなっているのではないですか。南国市南部の小学校は、毎年6年生が3学期に1日がかりで旧石器時代から太平洋戦争まで南国市の歴史を調べるフィールドワークを行っています。以前は市のバスを使えていたのですが、今はタクシー会社のバスを使用しているそうです。ある中学校も、4班ぐらいに分かれて、戦争遺跡の説明をそれぞれのガイドに聞きながら回りました。市にはガイドの手配ができないようで、先生が個人的に連絡をして来てもらったそうです。百聞は一見にしかずというように、物言わぬ掩体ですが、その姿を見て説明をしてもらうことは、この地で戦争があったことを子供たちの脳裏に焼きつけます。生きた教育です。
 教育委員会は、この大切な学習のため、南国市の各学校の生徒たち、全校の5、6年生、中学生が学べるための条件整備、バスのことやガイドの養成などを整える必要があるのではないでしょうか。それが市民に約束した平和教育に活用するということだと思うのですが、いかがでしょうか。
 また、市としても地域の人や地権者の方とのさらなる話し合いを進め、全用地の確保を迅速に行うべきではないでしょうか。今まで掩体は耕作をするのにまぎってきました。今農地を農地として取得する場合安く買えます。市に掩体の用地を買い上げてもらい、農業委員会にお世話をしていただいて代替地を購入すれば税制上の優遇措置もあると聞いています。そうして早期に全体の公園化を図ることは、子供たちの平和学習のための条件整備も整い、市外からの見学者の方にも来ていただきやすくなります。掩体を見て回った後、公民館で戦争体験者の方の話を聞くことができれば、一層戦争の実態をきちんと知ることができます。
 毎年8月に掩体コンサートをされている掩体壕を文化財に推進する会や掩体を中心にして11月にイベントをされている農地・水・環境保全向上対策の会の方々など、きちんと説明のできる体験者の方がおられます。10月にも市内の団体から学習会として掩体の案内をしてほしいという要請が、11月には小学校が午後に史跡めぐりをする予定です。一日も早く条件整備を整え、教材としての位置づけを確定することを求めます。

 ○ 正木敬造学校教育課長

 村田議員さんの御質問にお答えをいたします。
 平和教育は社会科等の教科と道徳、総合的な学習の時間等の関連を図りながら、平和集会や修学旅行での学習等、各校独自の時間を設定して取り組みを行っております。例えば大湊小学校では、総合的な学習の時間、年間の時間数で言いますと20時間から25時間の中で、校区にある掩体壕について学んでおります。掩体壕ができるまでの歴史、なぜ今まで残っているかについても学習をし、地域や掩体壕にかかわる人々と一緒に学習を行っております。
 また、戦争体験者の体験談を聞く学習につきましても、各校で地域の高齢者の方等に協力をしてもらい、現代に生きる子供たちへ受け継がれております。
 このように各学校がそれぞれ実態に応じた取り組みを行っておりますが、南国市全体としましては、6年生全児童に配付をします社会科副読本の中で掩体壕や戦争体験談の掲載、さらには夏休み子ども教室の歴史探索で戦争遺跡を訪ね、平和についての学習を行っております。
 南国市教育委員会としましては、各学校がこれらの財産を生かしながら教科、道徳の時間、総合的な学習の時間を中心に児童・生徒の実態に応じたそういった取り組みができるよう支援をしていきたいと、このように考えております。

 ○ 村田敦子

 掩体壕の戦争遺跡の活用について、大湊小学校では20ないし25時間の掩体壕の学習に時間を割いているということですが、校舎のすぐ北側にある掩体壕ですので、それはいつも目に入るし、やはりよくそのことを知っていなければならないということで、その時間をとっていると思います。
 最初に申し上げたように、掩体は県下で唯一の本当に生きた教材です。市内の他の小学校、中学校の方々にもやはりその履修をしていただくように教育委員会がやはり指導をしていただくことは必要なことではないかと思います。
 また、6年生に夏休み探訪でそういう遺跡のめぐることとかしていると言われましたが、それはやはり希望者だけではないでしょうか。やはりせっかくある遺跡であり、市の指定文化財ですので、ぜひきちんと系統立てて授業の中で生かせていただきたいと思います。

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