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2011.11.21

高知短期大学の南裕子(みなみ・ひろこ)学長の高知短期大学を"なくす"という宣言に思う。

 私は、高知短期大学の南裕子(みなみ・ひろこ)学長(理事長)の"高知短期大学なくす"の宣言についの記事を書きました。
 それを読んだ、現役の学生から励ましのコメントをいただきました。
 「……高校卒業後,就職をした私にとって大学進学は叶わぬ夢と諦めていたことでした。
 しかし、短大の存在を知り,働きながら大学生となることができました。
 どうか、短大を存続させてください。
 私もできる限り協力したいです。」
 あるかたからは、つぎのようなコメントをいたただきました。
 「不思議なことが起きるものですね。
 おっしゃる通り、学長の仕事は何よりも、大学の運営の維持と発展です。教職員、学生、卒業生、その他の関係者の協力を最大限お願いしながら、研究、教育を守り、学生に少しでも学びがいのある学園の環境を整備し、そして教職員に働き甲斐のある職場をつくるために、学長はいるのです。
 経済状況、社会状況からいって、多くの大学は経営上の困難を抱えていますが、そのなかでも、みな、懸命に頑張っています。在校生や卒業生の思いに支えられながら、そして学生の思いを支えながら。
 船が沈没するときに、船長は最後まで残るという話になぞらえれば、学長・ザ・ラストですよね。学長が率先して廃校というのは理解できません。そこに至るまでにどれだけの努力をしたのでしょうか。『ニーズ』がないというのなら、どのようなニーズがあるのか、リサーチし、どのような可能性があるのかを追求し、改革しながら進めていくべきことです。」

 おさらいになりますが、この問題は、以下のようなことです。

 十一月十七日午後から夕にかけて、高知短期大学の南裕子学長(理事長)は、高知短期大学学生自治会の役員、同大学学友会役員に、つぎの方針を伝えました。

 高知短期大学は廃止するということを決めた(二〇一四年までは入学生を受け入れる)、それを県の政策にするために働きかけるということでした。

 南裕子学長は、高知短期大学について、①入学者が最近は定員を割るようになってきた ②設立の趣旨は「働きながら学べる夜間大学」だが高校を卒業したばかりの学生が増えた、定年後の人もいる ③四年制大学編入希望者が増えている など分析を披露したうえで「時代が変わった」、「時代の流れ」という論を持ち出して同大学を廃止することにしたとのべました。
 ①は、南裕子学長の意図的な数字の読み違いです。一部県議の高知短期大学つぶせなどのキャンペーンの中、高知短期大学の応募者が減っていましたが、高知短期大学存続運動の高まりの中で、この二年間、挽回してきています。
 ②の、新卒者が多いのがいけないということの意味がわかりません。それに、高齢者が来るというのは「うちってすごいでしょう。高齢者にも信頼されているのよ」と誇っていいことなのではないでしょうか。
 ③については、学生が四年制大学へ編入しようとすることが、なぜ悪いのか理解できません。私自身も、高知短期大学を卒業して、四年制大学に編入しました。いま、六十四歳の四年生です。
 

 確かに、高知短期大学の設立の趣旨は「働きながら学べる夜間大学」です。
 そして、高知短期大学は、「時代の流れ」にそいながら、みずからを発展させ、進化させて、高知県のいろんな年代層の「学びたい」という要求を受け入れてきました。
 それは誇りとすべきことではないでしょうか。
 南裕子学長自身、『公立大学法人 夜間開校男女共学 高知短期大学大学案内 2012』の冊子の「学長挨拶」で、積極的に高知短期大学の素晴らしさをアピールし、応募を呼びかけています。
 その南裕子学長が、いつ、なぜ、その高知短期大学をなくすのだと心変りしたのでしょうか。
 

 私は、南学長の議論を聞いていて、ある自民党県議の発言を思い出しました。
 高知短期大学の存続運動のなかで、私たちは、二〇〇九年二月四日、高知短期大学なくせの運動の先頭にたっている高知県議と懇談しました。
 その席上、私たちの「あなたは、なぜ高知短期大学をなくそうとしているのか」という質問に、その県議は、つぎのように答えました。
 「高知短大が偏向した教育をしてきちゅう(している)。共産党しか育たん。県費を投入して偏った人間が育ってくる。純粋な気持ちで来た人が、教べんをとる人にすりこまれるのはかなわん。公費を投入する先生が色をつけてもろうては困る」
 私は、唖然(あぜん)としました。
 私は、「偏向」うんぬんは事実として存在しないこと、そういう「とんでもない思い込み」でこのことにのぞむのは間違いだということを指摘しましたが、彼は納得しませんでした。

 この県議、二〇〇八年九月三十日午前の高知県議会本会議の質問では、高知短期大学について、本音は出さないで、つぎのようにのべています。

 「高知短大は夜間の短大として勤勉意欲にあふれる多くの学生を集め、これまで本県の人材養成に大きな役割を果たしてきました。
 しかしながら、全国的に短大への進学率は低下し続け、高知短大も学生確保に苦慮しているのが実態のようであります。
 さらに、職業についている学生の率も50%ほどとなり、高齢の学生が増えるなど、その役割も近年、変化してきているようであります。
 私は、現在、この短大が果たしている役割というのは、これまでの社会人教育から、若者にとっては四年制大学へのステップ、また、高齢者にとっては生涯学習の場へと変化してきているように思います。
 このようなことから、以前のような高知短大の役割はすでに終わっており、私たちとしましては、当然、今回の大学改革の中で廃止もふくめて見直しが必要だと考えておりますが、知事の、ご所見を、おうかがいいたします」

 南裕子学長の議論と共通したところがあると思いませんか。

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