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2011.12.05

総集編 短歌の花だより 冬

  総集編 短歌の花だより 冬

 

 冬

   アブチロンなのか、君の名は

 通るたび 見惚れていたよ
 君の名を 探し当てたよ
 アブチロンさん

 南国の 可憐な花も
 この土地で 冬越す構え
 黄のアブチロン

 二〇〇四年十二月十一日。
 やっほー。午前八時に起きました。きょうは遅い出勤ですが…。
 ということで、家を午前十時に出てやってきたのが東京都の三鷹駅南口。玉川上水沿いに下って散歩し…という計画です。
 上水沿いは、紅葉が奇麗です。
 カンツバキの花、サザンカの花…。
 そして、「わーっ。ここにも咲いていた」と感激したのが、この花。黄色と赤が咲いていました。
 近所の理髪店の裏で、この数カ月、咲きつづけている花ですが、名前を知りません。
 同月二十一日、インターネットを泳いでいて、突然、その花の名前がわかりました。
 アブチロンでした。
 アオイ科アブチロン属の常緑低木(多年草)です。
 原産地は、ブラジル。
 二首目は、この年の年末の作品です。
 二〇〇五年一月十五日午後、東京の新宿御苑の温室にいったら、そこにもアブチロンが咲いていました。
 同年一月二十日午後。泊まり明けの散歩。東京都の新宿御苑の温室に。
 また、アブチロンをゆっくり見ました。
 その後、携帯電話の機種交換。「歩数計」つきの面白いやつです。

   アメージングという名の白百合

 お疲れの 妻迎えんと
 白百合の 鉢、ドアの前
 しつらえている

 二〇〇四年十二月三日夕、近くの花屋をのぞいたら白百合の鉢がありました。
 アメージングという名です。
 見るからにヤマユリ系です。
 七百五十円也。
 なぜか、六百円にしてくれました。

   ヤブツバキと鼻欠け地蔵

 鼻欠けの 地蔵を飾る ヤブツバキ
 滄浪泉園(そうろうせんえん)
 静けさの中

 二〇〇四年十二月十八日午後、妻と東京都小金井市の滄浪泉園(そうろうせんえん)にやってきました。
 土曜日の午後だというのに客は僕らだけでした。

   スイセンは、信如の恋の花

 「スイセンは 信如の恋の 花ですね」
 触発されて
 『たけくらべ』読む

 花の短歌集を出して「よかった」と思うことは、読んでいただいたかたから、いろんな「花情報」をいただけたことです。
 二〇〇四年六月二十九日午前、岡山県津山市の男性からいただいた手紙には、スイセンは樋口一葉(一八七二年五月二日-九六年十一月二十三日)の小説『たけくらべ』(一八九六年四月の『文芸倶楽部』)のはかない恋を思い出させる切ない花だとありました。
 東京の下町の少女・美登利と少年・信如の物語でしたね。
 以前に読んだけど、そんなシーンがあったかなぁ……。
 読み直してみました。
 スイセンは、ラストを飾っています。 
 「龍華寺の信如が我が宗の修業の庭に立出る風説(うはさ)をも美登利は絶えて聞かざりき、有し意地をば其まゝに封じ込めて、此處しばらくの怪しの現象(さま)に我れを我れとも思はれず、唯何事も恥かしうのみ有けるに、或る霜の朝水仙の作り花を格子門の外よりさし入れ置きし者の有けり、誰れの仕業と知るよし無けれど、美登利は何ゆゑとなく懷かしき思ひにて違ひ棚の一輪ざしに入れて淋しく清き姿をめでけるが、聞くともなしに傳へ聞く其明けの日は信如が何がしの學林(がくりん)に袖の色かへぬべき當日なりしとぞ。」
 「水仙の作り花」を「造花の水仙」としている解説がありますが、そうでしょうか。
 『たけくらべ』は、インターネットのサイトの「青空文庫」でも読むことができます。
 二〇〇四年十二月七日午後、東京都国分寺市の殿ヶ谷戸庭園を散歩していたら、スイセンも咲いていました。
 何日か前に東京都東大和市で見ましたが、十二月には二回目の対面です。
 いつ見ても美しい花ですね。
 二〇〇五年三月二十五日、東京都小金井市貫井南四丁目でラッパズイセンを見ました。
 「綺麗でしょ」と、アピールしていました。

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