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2013.03.11

【ニュース】  高知県立のいち動物公園わきに日本陸軍の陣地跡、平和資料館・草の家のメンバーらが調査。【写真四枚】

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 高知県立のいち動物公園わき、香南市野市町大谷に、アジア太平洋戦争中の日本軍の陣地跡があることがわかりました。平和資料館・草の家の岡村正弘館長が現地調査、説明会を呼びかけ、三月十一日、地元の人々など約二十人が参加しました。
 その陣地は、三宝山の海抜約百メートルの急斜面にあります。三月五日、猟師さんと地元の建築士・加藤憲一郎さんの案内で、この陣地の存在がわかりました。
 動物公園敷地から数十メートルのトンネル(横幅、縦幅とも二メートル、長さ四十五メートル。現在は崩れていて行き来できません)があり、それを抜けると行方は二方向の分岐点に達し、一方は、次のトンネルを抜けてコンクリート製の横幅約二・八×高さ二・〇×奥行き一・七メートルのトーチカ(内部から機銃などで攻撃する施設)へ向かいます。そのトーチカの銃眼(射撃用小窓)は登ってくるアメリカ軍を狙うためか下に向いています。
 分岐よりもう一方は、兵士が行き来する掘り下げた塹壕(交通壕)に向かい、これは、ふもとにまで延びており、数百メートルあるものです。
 他にも近辺に二つ同じ型のトーチカが残っていることもわかりました。
 この日の一行の案内役をつとめた福井康人・草の家研究員は「戦争の爪跡が、いま平和の象徴である動物園のわきに残っていました。これらはアジア太平洋戦争末期、アメリカ軍との日本本土決戦の準備下の陣地です。この地域には一九四五年春から陸軍百五十五師団(護土部隊)第四百四十九連隊、迫撃砲第三十七大隊、独立山砲兵第六連隊の合計約五千四百人が展開していました。陸軍の重要拠点の一部であったことが、当時の軍極資料と今に残る現地跡状況からみて、それらが推測されます」と解説しました。
 草の家の藤原義一学芸員は「近くの寺や龍河洞にも陸軍の部隊がいたという証言もあります。今後、聞き取り調査も広げて本土決戦時の実際を明らかにしていきたい思っています」と語っています。
 なお、今回の調査で野市に残るトーチカ跡は四つとなりました。加藤さんは「最近、もう一つ見つけた」といっており、こんご新たなトーチカ跡が発見される可能性があります。

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