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2013.06.20

二〇一三年六月二十日 木曜日 一九三三年九月十九日、「時の権力により虐殺され」た筒井泉吉さんの墓。

二〇一三年六月二十日 木曜日 一九三三年九月十九日、「時の権力により虐殺され」た筒井泉吉さんの墓。

 雨。

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 平和資料館・草の家の岡村正弘館長と、高知県四万十市の筒井泉吉さん(一九一四年一月一日生まれ)の墓を訪ねました。地元の日本共産党幡多地区委員長の大西正祐さんが案内してくれました。

 赤鉄橋の近くの須賀神社と法然寺の間の山を登っていくと中腹の左側にありました。墓には「筒井泉吉ゝに眠る」、「一九一四年一月一日生 共青 全協 プロレタリア作家同盟の活動に従事 一九三三年九月一九日 時の権力により虐殺される。行年二〇歳/志を継ぐもの之を建つ」とありました。「時の権力により虐殺される。」、「志を継ぐもの之を建つ」の言葉にグッときました。

 一九七六年七月、国民救援会と解放運動旧友会、筒井泉吉墓碑建設幡多地区委員会が筒井泉吉の記念碑を建立しました(治安維持法犠牲者国家賠償同盟高知県支部『高知県における共産主義運動戦前の思い出』。一九九〇年)とありますが、それが、この墓のようです。

 筒井さんは、一九三二年四月二十一日に逮捕された「木原」にささげた鮮烈な詩「木原よ!」(『驀進』。一九三三年四・五月合併号)の作者でした。彼は、〈木原よ!/俺達は立上る!/思い起す。喧嘩と女の話しか知らなかった/俺達に、本当の世界を教えてくれた--/お前木原よ!〉とら囚われの身の「木原」に呼びかけました。

 日本労働組合全国協議会(全協)、日本プロレタリア作家同盟、共産青年同盟(共青)で活動していた筒井さんも、ゆえなく逮捕されました。そして、高知市の高知水上署でひん死の拷問を受けました。警察は意識のない彼を刑務所の既決房へ運びましたが翌日の朝、亡くなったのです。一九三三年九月二十日朝のことです。十九歳でした。

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